今日、新しいシリーズの4台目、私の楽器ができた!
今回は、自分の楽器だからだね。もう なんとも言えない体験をした。
私の楽器の絵が「イカ」になることは 、3台目を作っている時から 気づいてた。
私は、深海の生物が好きで、NHKスペシャルの「ダイオウイカ」シリーズも欠かさず見てるし、超ラブリーなイカとタコの写真集も新たに手に入れたところ。
今、「イカ」に 深い親和性を感じるのだ!笑
楽器に描かれる絵は、
「巨大なダイオウイカであり、
最小の ヒメイカであり、
可愛いミミイカであり、
宇宙であり、
細胞であり、
唯一無二の 創造物 わたし である」
なんてね。😊
だから、「楽器にイカって……ウケる! 私の場合、素敵とかセンスいいとかじゃないわ。突き抜けるぞい!」って、すごくウキウキしてたし、実際 試作まではそうだった。
なのに、絵の本番に入って、イカの姿を描いたら、すごく怖くなった。
「この姿を 現していいの?」。
怖い。
得体の知れない自分。
同時に 上がってくる悲しみ。
私をわかってもらえない 悲しみ。
異形(いぎょう)の存在である自分への 他からのまなざし。
自分の中から、そして、いったい いつの記憶なのか?(過去生?)
上がってくる 孤独、悲しみ、恐れに、
絵を前に、何度も泣いてしまった。
だからこそ、わかった。
私は、私として生きるために、ここに向き合ってるんだって。
そして今日、完成した絵をかずみさんのところに持っていき、二人で組み立てた。
私の気持ちをシェアして、少しずつ 楽になってゆく。
組み立てていると、文字通り、絵の存在が立ち上がってくる。
「この子(イカ=私)は、楽器になるために生まれてきたの。」
「一番 大事にしたのは目。目がイキイキしているように描いた。目が死んでいるのは、私には 本当に死んでいることなの。」
「イカも深海魚も、海の中では 透明で光って とても美しい。でも、水から出たら、その姿はみるみる変わってしまう。本来の場所にいることがすごく大事なんだ。」
弦を張って、出来た〜!
いいね〜!!!!
かずみさんが、「もうひと プロセスありそう」と。
私が弾き続け、かずみさんがインスピレーションでサポートしてくれ……
弾き終わって顔を上げると、かずみさんが 目を赤くして涙を拭いていて、
視たビジョンと 受け取った言葉を 伝えてくれた。
「あつこが あつこで 在るために
あつこが あつこに 還るために
(この楽器がある)」。
「うん、私も 本当に そうだと思う。
だから、今日は この楽器と、私の誕生日なんだ」
・
【追記 その後 わかってきたこと 】
この楽器が出来上がって、私は やっと 〝覚悟〟が出来た。決めた。
ひとつは、『私が私自身 そのままを 受け入れること』。
技術がないとか 変に思われるとか いろいろジャッジしているのは、私→私。
人にどう思われるか?を気にして……つまり その本質は、私が〝ちゃんと〟できるかを、私が見張ってたんだ。
その基準に達してなければ、躊躇して、却下して、ないものにして 表現してこなかったんだ。
不完全燃焼……だよね……(^◇^;)
でももう そういう 『未熟さ含めての、私 を 表現すること』を 決めた。
表現する、こと自体が、私にとって呼吸のようなものなんだ。 本来は。
私は、『 私 を 生き切る 』 よ。
昨年末から 素晴らしいセッションをいくつか受けることができて、私の本質、取扱いが やっと わかってきたところ。
そこに、この楽器でね、がっつり アンカーできた感じです😊
【追記その2:「海獣の子供」】
映画館で3回観たほど好きな「海獣の子供」。(漫画も買った)
公式ビジュアルストーリーBookのラストに原作者の五十嵐大介さんの書き下ろし短編漫画が載っていた。
イカが出てくる。
イカは光でうたっていると。
泣いた。
私のCOSMOSのイカも
実はうたっているのだ。
五十嵐さんの稀有なまなざしに触れて
私はものすごく満たされた。
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