今日、砂澤ビッキの作品に会いたくなり、芸術の森の野外美術館に行った。
生前のビッキさんにお会いしたことはないけれど、このところ、その存在を感じるような出来事が続いていて、また、びっくりするご縁も繫がり、おとととい23日に、洞爺湖での『蘇るビッキ展』に伺い、その夜はビッキさんの奥様や近しい方と語らい、オリジナルの楽器を弾く機会をいただいていた。
今日見た 芸術の森のビッキの作品『四つの風』は、ビッキが望んでいたように、風雪にさらされ自然のまま変わりゆき、三本が倒れ、一本のみが立っていた。

私は『四つの風』を、眺め、のんびりし、ゆっくり味わって、夕光に照る姿が美しいなぁと写真を撮っていた。

はっ!
虹!!!
すっくと立っている『四つの風』の一本の、
すぐ横に!

なんというか…
衝撃でした。
小さな虹。たぶん札幌中でだれも見つけてないくらいのかすかな。
だけど、私の魂は震えて、もう誰もいなくなったその場で、声を上げて泣きました。
なんでこんなに泣くのだろう?と自分でも思いながら…。

その後も去りがたく、『四つの風』をぐるっともう一周して戻ったら、作品説明の看板に、見たことのない 10㎝ほどの 蛾が!

それは見事な!
太陽に照らされ、最初金色に見えた。ほんとは、ピンクとモスグリーンと赤茶♡
なんて綺麗でふさふさなんだろう!
しばらく眺めたり写真を撮っていたら、蛾はふぁさっと一瞬私の指に触れて、地面に降りた。
そして、ふるふるふるふる、羽と触覚を震わしている。
風に揺れてる?…いや、そんなに風は吹いてない。
自分で震えてる。自分で風を起こしてる?
なんだろう?何を見せてくれてるの?
蛾は間もなく飛び立って、すぐ見えなくなった。
なんだろう?
今はなにかわからないけど…
私の大切な出来事。。。

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