2017年8月26日(土)、大好きなARTGYPSYのARTSHOWに 主催とゲストミュージシャンとして関われました。
(私たちにとっての初ライブ)
ARTSHOWは 盛況で豊かな場となり、そしてその数時間後、∀KIKOさんのパートナーNOBUYAさんが 旅立つという…
思いもかけないこととなりました。
「言葉にならない」私でしたが、この体験を通していただいたものがとても大きく…
私の目線で、それを記しておきたいと思いました。
(細かいことまで書いてます。それは 私にとって大事なことだから…。結局⑦まで の長文になりました)
→ARTGYPSY ARTSHOWへの参加が決まった経緯はこちら
8月25日(金)∀KIKOさんの個展初日、会場の鴨々堂で、私たちAKaPruE は ∀KIKOさんとNOBUYAさんと合流しました。

YouTubeで少し音は聴いていただいていたものの、私たちの楽器は、オリジナルで創作したもの。
どんなものか 音響を担当する NOBUYAさんにとっても まったく 未知の世界。
実は今回の私たちの一番の懸念は、私たちの楽器の音が、鴨々堂では、響きにくいということ!
鴨々堂は、すぐそばを流れる鴨々川の音、車の音が聞こえてくるのに加え、建物の材質の関係で 音が吸収されやすい。
楽器との相性もあると思います。
私たちの微細な音にとっては、静かな場所で 小さな会をやっていたのとは、まったく違うのです。
下見の段階で 「ヤバい!」と思った私たちは、PAのお仕事をされている方や楽器屋さんに相談し……
コンデンサーマイク(微細な音を録れるマイク)と、そのコンデンサーマイクを接続できるミキサーまで買って 今回 臨んだのでした!
(これまでの人生でまったくかすってもいなかった用語、物です笑)
まずは、とにもかくにも 個展のお客さんがあまり来ないうちに、音を出して マイクの実験、セッティングを試してみようと……
ひゃーーっ!
予想以上に 音が響かない。聞こえない!
NOBUYAさんもおそらく 私たち楽器(主にミズハ)の音の小ささに驚いたことでしょう。^^;
これからライブをやっていくなら、場所を選ぶのはすごく大事(今回は先に∀KIKOさんの個展会場として鴨々堂さんは決まっていましたが)
音響のことをどうやっていくか?
音を大きくする工夫(ミズハは、共鳴箱がないので)
などなど、NOBUYAさんは 今後のアドバイスしてくれながら、音を拾うために いろいろ 試してくれたのでした。
「∀KIKOは マイクなしでやるのはどうだろう?
∀KIKOは声が大きいから 大丈夫だよ。声出してみて〜」
「あ〜〜!」
「ほら。OK!その方が 音のバランスがとれる」
結局、私のマイクと、ARTGYPSYのマイク、合わせて2本を楽器に近く寄せて立てて、対応してもらうことに。
これまで 倍音と 余韻、微細さが私たちの楽器の魅力と思っておりましたが、
今回は、マイクでどれだけ拾えるか? お客さまにいかに音を届けるか? まず そこが 一番の肝に!
NOBUYAさんの 全面バックアップのおかげで、なんとか そのめどがついたのでした。
そして、本来なら、リハーサル(映像と∀KIKOさんの詩の朗読に音を合わせる)をやる予定だったのが、いろいろな事情が重なり、それはできなく……つまり一発本番でやることに!
ただNOBUYAさんは こう言ってくれてた。
「この音は、∀KIKOの新作とすごく合いますよ。
うまく出来てるもんだ(笑)」と。
∀KIKOさんが朗読する詩と絵は 見せていただいたので、私とかずみさんは、その後 カラオケボックスに楽器を持ち込み、どの詩にどの楽器を使うかなど、だいたいのイメージは決めたのでした。
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