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金の弦を弾くように

わぁ〜! 弦だ! 金の弦だ〜♡

支笏湖と 恵庭岳の 境目
夕陽の光の帯が
細ーく細ーくなって
ピーンと張った 一本の弦に見えた。

あの弦を弾くように。響き合うように…

私は 真琴を鳴らし始めた。

もっともっと…

水際にしゃがみ、
まるで音を水に流すように 湖面に近づけて弾いた。

まぶたの隙間から、湖面の光のまたたきが 入ってきて、
私は、その光が 音の出ている真琴から立ち昇っているように、そう自分が見えるように、真琴を目のすぐ前に掲げて弾いた。

ピンクだ〜♡

光は 私の目には ピンクに 見えてきた。
ピンクの光=音が、ここ(楽器)から、
踊るように
ゆらめき、きらめき、またたきながら
立ち昇っていく!

わぁ〜〜・゜゚・:.。..。.:*・

やがて静かに 音は 終わり、
目を上げた先の 境目の弦は 今はピンクに見えた。
なんだか胸がいっぱいで 少し泣いた。

……

その夜、順子さんが 撮ってくれた写真を見せてくれ、ハッ!と…
「ムックリを弾いている女性に見える」と。

たしかに!( ³0³)☆

……

起こることは 計り知れないんだなぁ。。。

この写真を見て、心底 そう思った。
そして、私は 私で いいのだな、とも。

私は ほんと意図が苦手で(祈りとかもです)……なんでできないのか おかしいのか と思ったりしたけど、私にとっての意図とは、「わぁ〜!あの弦を弾くように♡」なんじゃないか?

その時。ワクッとするままに。衝動のままに。身体のままに。〝ふと〟のままに。
〝よくわかんないけど 自然にそうなった!〟のままに(笑)

今回の順子さんとの旅は(タッチドローイングの仲間との時間も含めて)、
ほんとうに、そんなんばっかりだったもの!

自然になってゆく ことと 自分の内側で選んでゆくこと が 融けている。
自分にはわからないことへの 信頼。

2018.6.7 支笏湖にて。

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